テープ起こしの納品までのやり取りの流れ

塩田です。

今回は、実際のテープ起こしのお申し込みから納品までの流れを少し説明しようと思います。

まずはテープ起こし事業者のHPからお申し込みをいただきます。フォームになっている場合、メディア種別や録音時間、ケバ取りなどの起こし方の指定もここで伝えていただくことが多いです。

料金は録音時間などによって変わりますので、業者は一旦見積もりを作成して依頼主様にお送りします。当たり前ですが、実際に作業に入る前に見積もりの同意を得ていないと、料金トラブルの元になるからです。

見積もりに問題がなければ、実際のご依頼と、音声データ(メディア)の送付を行っていただくことになります。業者はここでお申し込み時の申告と実際の音声データに異なっている部分がないか確認して、料金を確定するプロセスを行ったりします。

問題がなければそのままテープ起こしの作業へと進み、完成したら納品されます。納期は基本的に音声の録音時間の長さによって異なります。納期に余裕がない時は、依頼時に目安納期を確認しておくと良いでしょう。

例として、こちらの業者(テープ起こし)の場合、料金は録音時間10分単位で決まってくるようですね。納期については40分のデータで中1~2日、急ぎの場合は追加料金で相談ができるようです。

納品を急いでいる場合は、やはり音声をデータで受け渡すのがおすすめです。業者側でもすぐに確認ができるので、やり取りがスムーズに進みます。今後テープ起こしを依頼しようと考えていらっしゃる場合、この機会に宅ファイル便などの無料オンラインストレージサービスの使用方法を確認しておいてはいかがでしょうか。

分野による依頼先の検討

塩田です。

テープ起こししてもらいたいデータができた時、やみくもに依頼をしてもやってもらえない事もあるかもしれません。

というのは、業者によって得手不得手があり、行っている分野によって違いがある為です。

文字に起こしてもらいたいデータが、医療系なのか、論文なのか、法廷資料用なのかで得意な業者が変わってくるからです。

医療系は看護や介護などを含めたセミナーの開催もあるので、それを録音したデータは専門的な知識が豊富な人でないと、正確な文字起こしは難しくなります。

医療関係のテープ起こしをしている業者はもちろん知識を豊富に持ったライターがいるので、そういう所に依頼をすれば正確な文字データとして起こして納品してくれます。

論文とは言ってもその分野は様々で、医学論文などを録音した場合もやはり専門用語が多いです。

こういった場合も専門知識を持つライターでないと細かいニュアンス等を正確に起こすのは難しいでしょう。

法廷用や記録用の音声データは、文字起こしする上では一番神経を使うかもしれません。

というのは、これに関しては確実で、正確な文字起こしが要求されるからです。なんとなくで文字にする事は出来ないので、特に依頼する業者は慎重に選びましょう。

さらに、利用目的も大事で、情報の客観性保護、個人情報の保護、管理がされているのかもかなり重要になります。この分野のテープ起こしの場合は、守秘義務に関しても必ず確認しておきましょう。

今回は比較的正確性の高いテープ起こしの分野について簡単に書きましたけど、分野はこれ以外にもありますので、その分野に合わせて依頼する業者を選んでみて下さい。

テープ起こしのメディアの種類

塩田です。

今回の話はテープ起こしのメディアの話です。

今はテープ起こしのメディアの一般的なのはデータで送信されてくるパターンです。録音した物を直にデータとして送信することで、その段階から作業を始めてもらう事もできて、仕事効率はとても高いと言えます。

次にCDにして送られてくるパターン。

これは、最近でもまだあるのですが、データをCDにその場で焼いて、それをライターに送ることで作業を行ってもらう方法です。

この方法の良い所はデータではないので、盤面が傷ついて読み込めなくならない限りは音声データは残せるという事です。その為、データではふとした時に破損してしまう可能性もありますが、CDではその心配はありません。

因みにCD-ROMは最大で74分42秒収録することができます。長時間の録音に関してはそこまで向きませんが、ちょっとした録音なら問題なく収録する事ができますね。

それからMD。

CDに比べたら音質は劣るものの、文字起こししてほしいデータだけを編集して送ることが可能なのが特徴です。

大きさも大きくない為、送りやすいという利点もあります。

MDの音声をPCに移動させるには、再生機器のアナログ出力又は、デジタル出力をPCに繋げて直接流す方法と、MP3等の拡張子に変換してファイルに保存できるコンポを使ってデータ化する方法があります。

そしてカセットテープ。

今は使われている方はほとんどいないと思いますが、昔はカセットテープが主流でした。

カセットテープには「C-90」や「C-○○」といったように数字が記載されていますが、これはそのカセットテープの録音できる収録時間を表しています。

上記のC-90だったら90分録音できるといった意味ですね。

カセットテープはUSB変換プレーヤーを使用する事でデータ化できますが、今はカセットを使う人はほとんどいないかなと思います。

以上が今よく使われているテープ起こしのメディアの種類です。

テープ起こしの録音方法

塩田です。

みなさん、テープ起こしを依頼される際、どのように録音されてますでしょうか?

普段、会議や公演の音声データを文字起こししてもらいたいと思ったらきっとほとんどの方がスマホやテープレコーダーのような音声録音機器を使用されると思います。

しかし、音声から文字起こしをする際、テープレコーダーのマイクから直接録音をしてしまうと、周りの雑音を多く拾ってしまい、肝心の話し手の方の言葉が明瞭に聞こえなくなってしまいます。

そうなると、正確な文字起こしが困難になるので納期に間に合わないといった事も起こってしまうことになります。

そうならない為の方法としてまず一つお勧めしたいのは、テープレコーダーやスマホに接続できるマイクの使用をお勧めします。

マイクを使うことで周りの音を極力減らし、話し手の方の音をしっかり拾いやすくなります。

ただ、マイクをつけただけではあまり意味がないので、できるだけ話してる相手にできるだけ近づけて下さい。そうする事で、周りの雑音よりも話してる相手の声の方が大きく録音されるので言葉を拾いやすくなります。

会議等の音声を録音されるなら、三脚等でマイクを話す相手の方に向けてセッティングし、音声はレコーダーやパソコンに直接録音されるようにすればより明瞭に録音する事が可能です。

レコーダーは少しの物音でもしっかりと録音してしまいます。それがたとえ風の吹き抜ける音であろうと、誰かが歩く時の音であろうと、ペンのカリカリ音でさえも小さくても録音してしまいます。

できるだけ録音中は音を立てず、静かな環境で録音されると、受ける側としては助かります。

テープ起こしのデータの受け渡しについて

ブログにお越しいただいてありがとうございます。私、塩田は、テープ起こしを承る会社に勤めており、多くのテープ起こしを発注される会社様やテープ起こしライターの方とやり取りをさせていただいております。

このブログでは、そんな私の経歴を活かして、テープ起こしに関する情報発信をしていけたらなと思っています。

まずは、テープ起こしをご依頼いただく際の音声データの送付方法についてご紹介していきます。

テープ起こしをするためには、当然ながら文字起こしをするデータをいただく必要があります。おすすめの方法としては、音声データをMP3などの形式で、オンラインストレージサービス等を使用してお送りいただくことです。データになっていれば依頼前にバックアップを取っておくこともできますし、オンラインでやり取りができるので手間もさほどありません。(データサイズが大きくなりがちなので、メールでの送受信は向いておりません。)

逆に、ICレコーダーなどを直接お送りいただくのは、紛失や破損の恐れがあるので推奨されません。テープ起こし会社によっては、レコーダーを直接送付いただくのはお断りをしているところもあります。

どうしてもオンラインストレージのご利用が難しい場合は、USBやCD-Rといった記録媒体に録音された音声データをコピーしていただき、そのコピーを郵送などの方法でご送付いただく方法もおすすめです。

要はトラブルを避けるために、オリジナルデータのやり取りは極力避けた方が良いということですね。

データの授受の方法については各社異なっている部分があるかと思いますので、実際にご利用になる際には、利用可能なデータ送付方法をその会社に確認することが必要になります。